【統計ニュース解説】武漢(中国)の新型肺炎(コロナウイルス)はどのくらい日本で広がるか推定!
こんにちは。
日々新しい情報が出てくるコロナウイルス。またの名を新型肺炎。
企業勤めの人も、体調が怪しければ休むべき。パンデミック防止。
ユニクロを始めとして現地の店もどんどんクローズしてるみたいですし。そもそも公共交通機関が止まって出勤できないとか。
新型肺炎について、ここまで人間→人間の感染はほとんどみつかってないみたい。
発症者数をまとめるとこんな感じ*1。
日本で今後どれだけ広がるか?
手持ちのデータから推測すると
2月末に600~1000人程度
日本でも感染者が出ると考えることができます。 。
※煽るつもりも逆に軽視するつもりもなく、論理的に推定すると何人になるか、という記事です。
2つの考え方で推定してみました。
推定①中国での広がりスピードをベースとして。
武漢から最初に発生した時期はこの記事によると2019年12月8日*2。
潜伏期間は7日とする*3 。
とすると最初の感染は12月1日、これまでに約2ヶ月が経っている。
約2ヶ月で感染者数830人、死亡者25人。
最初に1人いて、ここでは人から人への感染があるとして、武漢の人口が1000万人、感染者830人を1000人に切り上げて、発症率は約2ヶ月で0.01%(=1000人/10,000,000人)。
日本の最初の発症者は1月6日に日本入りしたらしい。*4
場所はうまく見つけられなかったけど、東京近辺だとしたら同じく1000万人都市なので、2月末には約1000人、死亡者が25人になりうる。
推測②日本に何人来ているの?から推定
1便当たり165人乗るとして、週に3795人。
さらに他のルート(香港周りなど)からも同じだけ来るとしたら、武漢から日本へは週に7590人。
4倍して、一ヶ月に約3万人武漢から日本へ来ている。
最初の発症者が出た12月頭から約2ヶ月。
2ヶ月だと日本へは約6万人。
※春節パワーで他のルートからももっと来ているはずですが一旦6万人で進めます。
感染率を仮に1%として(これは根拠ないです、仮の値)、6万人のうち600人がキャリアとして日本に来ていることになる。
この600人が、1回当たりの滞在期間1週間として、1日15人と比較的長時間接触(電車とか)するとして、ざっくり100人と接触すると考える。
6万人のうち1%が発症(上と同じく仮の値)したら600人で、上の推定とだいたい合う。
まとめ
ということで、人から人への感染があるとしたら2月末には600~1000人くらいは日本でも発症者が出る計算になる。。
やっぱり体力つけて、睡眠取って、手を洗って、マスクしてこの危機を大過なく過ごしましょう。
※当然、人から人への感染があるという前提の試算です。それが無いことを祈っていることを念のため明記させて頂きます。
最後に、そもそもの話
例えばなにか気になるニュースがあった場合に、
- そのニュースが本当なのか?
- 違った見方ができないか?
- 危ないとしたらどのくらい危ないのか?
といったことを、データを使ってサッと確認できると便利。
データで確認なんて毎回やっていられない!と感じられるかもしれませんが、慣れてくると、ちょっと見ただけで「違和感」を感じ取れるようになります。
「違和感」のあるお話は、眉につばをつけて読んで(聞いて)、必要に応じて自分で確認するというサイクル。
もちろん仕事でも役立ちます。「データをロジカルに分析して定量的に結論を出すというスキル」があれば、
- 給料やボーナスが増える
- 圧倒的短時間で成果が出る
- みんなから一目置かれ、頼りにされる
など、メリットしかありません。
このブログでは、こういった統計的なお話をドンドンしていきたいと思いますのでぜひお読み頂けますと幸いです。
知りたいことがもしあれば、ここのコメントに記載頂いてもいいですし、下のアドレスからメールにてご質問頂いてもご回答させて頂きますので良かったらぜひ。今ならキャンペーンでプレゼントもご用意しています。
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