入門「統計」のお部屋

わかりやすく「統計」についてお話します。

【統計ニュース解説】風邪をひいたら休める国、休めない国。

 こんにちは、今日は「風邪をひいたら休めるの?」という冬のあるある案件について世界の情勢を。

 

 うちの職場でも風邪を引いている人がちょくちょく出てますし、昨年末からインフルエンザもちらほら。

国別の休みやすさ

 そんな中、国ごとに「体調が悪いときに初日から休めるのか」というとてもピンポイントな調査(!)があったので内容をシェア。

 それがこちら。

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 色の違いは

  • オレンジ:休めませーん
  • ベージュ:有給で休めるけど、1日目からじゃない
  • 緑:1日目から有給が取れる

という内容とのことです。

地域について詳細な分析

オレンジの「休めませーん」という国

 これは意外と少ないですね。南北朝鮮とインド、あとアフリカが数カ国。アメリカもオレンジにはなっているけどこれはほんまかな。。知ってる範囲だとハイエンドの超ハードワーカーがごく一部いて、ミドルは私生活を大事にしているイメージ。ハイエンドの人は少ないはずなので、ということは、ミドルより下の人達は風邪を引いても全く休めないということなのでしょうか。。

 南北朝鮮が休めないのは聞いてる話からも納得。。

ベージュの一応休めるという国

 この国は、日本を始めとするアジア、あと中東からヨーロッパ(ちょうどシルクロード?)、北米から南米の北側に至るところですかね。アジアはけっこう一生懸命働くけど、ヨーロッパもそうなのかしら。西欧の人はけっこうちゃんと休むイメージはあるので差はありますね。

そして緑の1日めから休みが取れる国

 ここでやっぱり目立つのは中国ロシアかしら。共産圏は勢いよく休むのか?オーストラリアは確かに休みそうなイメージ。あとは中東や東欧、ほとんどのアフリカと南米。これは意外やなー。

収入による差を詳細に分析

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 左が収入が低く、真ん中がミドル、右側が高収入。

 これはけっこう興味深く、収入が低い人の方が初日から有給が取りやすいという結果(およそ85%!)。

 収入が高い層だと初日から取れるのは50%強。

 一方、逆に休みなんか取れねーよ、という比率が一番高いのも左側の収入が低い層。

 つまり収入が低い層は二極化していると言えますね。

 

地域による差

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 アメリカの「やすめるかーい」という層(オレンジ)が殆どいないので、最初の世界地図でアメリカがオレンジなのはなにかの間違いかな。。

 その他で興味深いのはやっぱり東アジア(左から2番目)は休めない人が多い。南アジアもそう。

 

 色んな国見てきたけど、国の発展度合いは結局ハードワーク度合いに影響されている気がする。

 そういう意味で、アジアはまだまだ伸びるのかな。

 逆に一個人としてみたら、長時間でなんとかするという時代を超えて、価値で勝負すべき頃合いみたいですね(特に日本に残るとしたら)。

 

まとめ

 地理的には、大まかにアジアはよく働き(≒休みを取りづらく)、日本や欧州もそこそこ働いて、南米は意外と休みが取りやすい。

 収入面で言うと、所得が低い層は、その月の支払いに困っている人もいれば、逆に体調が悪ければ初日から有給が取れる層もいて2極化している模様。

 

 みなさんが休みを取りやすいかどうかはわかりませんが、こんな結果を会社との交渉時にご使用頂くと、ちょっと結論が変わるかもしれません。

 

最後に、そもそもの話

 例えばなにか気になるニュースがあった場合に、

  • そのニュースが本当なのか?
  • 違った見方ができないか?
  • 危ないとしたらどのくらい危ないのか?

といったことを、データを使ってサッと確認できると便利。

 データで確認なんて毎回やっていられない!と感じられるかもしれませんが、慣れてくると、ちょっと見ただけで「違和感」を感じ取れるようになります。

「違和感」のあるお話は、眉につばをつけて読んで(聞いて)、必要に応じて自分で確認するというサイクル。

 もちろん仕事でも役立ちます。「データをロジカルに分析して定量的に結論を出すというスキル」があれば、

  • 給料やボーナスが増える
  • 圧倒的短時間で成果が出る
  • みんなから一目置かれ、頼りにされる

など、メリットしかありません。

 このブログでは、こういった統計的なお話をドンドンしていきたいと思いますのでぜひお読み頂けますと幸いです。

 知りたいことがもしあれば、ここのコメントに記載頂いてもいいですし、下のアドレスからメールにてご質問頂いてもご回答させて頂きますので良かったらぜひ。今ならキャンペーンでプレゼントもご用意しています。

 

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