【統計基礎】偏差値の意味。くだらない?
センター試験お疲れさまでした!
週末は2020年のセンター試験でしたね。
受験された方、そして大学の先生方も準備や監督大変だったことかと思います。
みなさま大変お疲れさまでした。
偏差値ってくだらない?
さて、日本の受験シーンを考えた場合に外せない(ことになっている)偏差値。
今回は、偏差値についてどういうものかについてご説明しようと思います。
偏差値うんぬんの議論がむかーしからあちこちで炎上しているけれど、偏差値の本質を理解すれば
- その議論の大半が無意味なもの
- もしくは偏差値という名前で、偏差値には関係ないもっと本質的なこと(もしくは枝葉の内容)を議論していること
が多々あるなぁということがわかります。
偏差値自体はくだらなくもないし、かといって高尚かつ深淵な意味が隠されているわけでもない。
不毛な議論に巻き込まれないためにも、偏差値について理解しておくと、これから受験生の方々は一喜一憂せずに済みますね。
また、子供さんがおられる方や将来子供さんを持つ方も、偏差値にむやみに振り回されなくなり心を落ち着けて本質的なこと=お子さんの学力向上に避ける時間が増すのではないかと思います。
偏差値をザックリイメージしてみる
ということで、偏差値とは。
「自分がだいたい何番目かを、「点数みたいな値」で置き換えたもの」
というように言えるかと思います。
なんでそうなのかというと、例えば、「100人でテストした際の偏差値と人数の関係はこのようになるよん」という仮定が(実は)決められているためなのです。
それを絵にするとこうなります*1。
これが何の役に立つかまだわかりにくいので、直接的な表(表現)にすると
こんな感じですね。
つまり、偏差値が出たときに考えることは
「自分が100人中(もしくは1万人中)何番目くらい?」
ということに置き換えられます。
前提として
- テストの点数は真ん中(平均)の人が多い
- 平均から点数が高くなるにつれ人数が減っていく
- 平均から点数が低くなるにつれ人数が減っていく
- 平均を中心として左右対象
というものがあるので頭の片隅においててください。
あらっぽい使い方
さらに、あらっぽく言うなら、気になる大学の偏差値がわかれば、「全国で何番目くらいの実力になれば入れそう」ということがイメージできます。
偏差値50の大学ならちょうど真ん中くらい、もし70の大学なら100人中トップ2~3人くらいの実力ってことですね。
まとめ
結局偏差値ってこれだけのもの。
分布が本当はどうかとかあるし、偏差値は他の人との比較だから、他の人の点数を下げれば自分の偏差値は上がってしまうとか本質的な課題もあるけど、そういった小難しいことをのけちゃうと上の図と表に集約できます。
これまで「よくわからんな」とか、「あんまり考えたことなかった!」という方々、この絵と表を頭に入れて、いろいろな結果や大学の偏差値を見てみてくださいませ。
最後に、そもそもの話
例えばなにか気になるニュースがあった場合に、
- そのニュースが本当なのか?
- 違った見方ができないか?
- 危ないとしたらどのくらい危ないのか?
といったことを、データを使ってサッと確認できると便利。
データで確認なんて毎回やっていられない!と感じられるかもしれませんが、慣れてくると、ちょっと見ただけで「違和感」を感じ取れるようになります。
「違和感」のあるお話は、眉につばをつけて読んで(聞いて)、必要に応じて自分で確認するというサイクル。
もちろん仕事でも役立ちます。「データをロジカルに分析して定量的に結論を出すというスキル」があれば、
- 給料やボーナスが増える
- 圧倒的短時間で成果が出る
- みんなから一目置かれ、頼りにされる
など、メリットしかありません。
このブログでは、こういった統計的なお話をドンドンしていきたいと思いますのでぜひお読み頂けますと幸いです。
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*1:※四捨五入の関係で全部足しても100にはなりません。あしからず。