クラウドファンディング
お金の流れが変わってきているお話。
大企業がものを作ってマーケティングして売る、という流れが50年程度続いてきた。
日本や欧米の中間層以上はほぼモノが満ち足りている。
そこで流行ってきているものがクラウドファンディング。
矢野経済の情報では2000億円市場まで育ってきている。
ここでクラウドファンディングって何?っていう方にかんたんに説明。銀行や投資家ではなく、多くの人から資金を調達する方法のことです。
言葉の意味は、
- クラウド(Crowd)=群衆
- ファンディング(Funding)=資金調達
いわゆる寄付もそのひとつに入ります。
クラウドファンディングの種類
寄付以外にどんな種類があるかというと、金額順で
- 貸付型(ソーシャルレンディング)
- 購入型
- ファンド型
- 株式型
- 寄付型
となるみたい*1。
2017年時点で貸付型がなんと90.2%を占める。貸付型は、お金を借りたい人とお金を投資したい人をインターネットで結びつけるサービス(まぁ貸金のちょろっと新しいカタチ)。たとえばSBIさん。https://www.sbi-sociallending.jp/
世間でよく見るのが購入型。私もこちら購入しました!
これについては、たまたま近所で出店されているところで見かけて、革質がとてもいいのと職人さんのこだわりが半端なかったのでその「情熱に当てられて」購入を決意しました。
まさに「応援する」というニュアンス。
さらに、大企業もマーケティング的によく使っている。
3年前でこんな記事になっているくらい。
流通の流れ、顧客との関係性が崩壊して再統合へ
今までの流通の流れは
メーカー→卸→小売→エンドユーザ
だったのが、一気に溶けてぐちゃぐちゃになっている。
インターネットの本質は「中抜き」という話もあるくらい、色々な業種が崩壊して再統合されている。
ともあれ、結局人間がやること。
クラウドファンディングも寄付だったり貸金だったりなど、パッケージは今っぽくなったとしてもやっていることは今まで通り。
手数料の払い先が変わっているだけとも言える。
ただし当然進化しているところもあり、例えば寄付だと、大抵は顔が見える範囲しか寄付してもらえなかったのに、今やインターネットで世界中へかんたんにアクセスできてしまうところなど。
純粋なクラウドファンディング以外にも
最近、70代のおばあちゃんが、メルカリで農家さんから直接りんごを購入されているという話を聞くことがあった。
とてもすごい話だなーと。
これまでは
農家さん→JA→小売→おばあちゃん
で、それぞれ間で利益がかかっていたのに、メルカリなら手数料10%と送料のみ。
ほぼ間違いなく、農家さんの利益は増えるにも関わらず、お客さんは安く買え、さらに鮮度も高い。なんせ「産直」。
メルカリは直接クラファンではないけれど、根本は同じ。
2000億円市場のうち、購入型は先のデータによると5.9%、同じ比率で2000億円市場だと59億円。まだまだ小さい市場ではあるけれど、昔の工作オタクは世界中から封筒で部品を購入していた時代から、今やネットサイトでどこからでも何でも買えてしまう。
本当の話
でも、本当は、クラウドファンディングサイトなど使わず、知り合いのみでさばけるといちばんいい。
例えば高城剛さんはメルマガ会員限定(かな?)で自分で作ったカバンや服を販売している。
Amazonを噛ましているみたいですがそれでも手数料は安いでしょう。
ファッション関係のMBさん(メルマガ日本一!)もメルマガ限定で、メルマガ会員向けのサービスとしてほぼ利益なしの価格でこだわった商品を販売しているよう。
最後に
なんだか面白い時代がやってきた。
これまでと同じところ(主に人間心理)、
それぞれに注意を払いながら社会の流れを読み解くのは
下手な小説より圧倒的に面白いのでオススメです。
ということで、クラウドファンディングのお話でした。
キンドル本と動画セミナープレゼント
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