仕事時間を週に22時間減らしてみた。
私はエンジニアをしている。
いいものを生み出すために、いいものってなんだろう、実現するにはどんな手段があるだろう。
ほんとうに生産できる?ほんとうに課題解決して目的を達成できる?
みたいな感じ。
入社以来、朝は早く行って、夜は早く帰りたいけど結局遅くなって、ということで。
バブル期の人たちの勤務時間に比べればまだ短いものの、それなりに長い時間、会社にいる生活が続いていた。
朝6時に家を出て、帰るのは23時
だいたい7時に会社に着いて、22時に会社を出るイメージ。通勤が1時間くらいなので、家を6時に出て23時に家に帰る生活。
そのなかで、週に1度、定時退社日が設定されているので、その日はムリヤリ17~18時に会社を出る。週末の出勤はほぼゼロで、年に1度あるかないか。
やりたいことやっているし、人間関係には恵まれているし、もともと心と体が強いのか、楽しく仕事はしていた。世の中にはもっとすごい人たくさんいるしね、、。
今年、ありがたいことに、子どもが産まれた。
産まれて3ヶ月は、妻が実家にいたこともあり、その生活を続けていた。
でも、実家からうちに帰ってきたら、さすがに自分も育児家事をしないとなーということを実感した。
突然、勤務時間を月100時間減らしてみた。
だいたい9時に会社へ着いて、19時に会社を出るイメージ。
朝は2時間、夜は3時間減っている。
1日5時間、定時日の夜は変わらないとして、5✕4+2の22時間、勤務時間が減っている。
有給も積極的にとっているので、結果として、一ヶ月に100時間、減っている計算。
ちなみに残業代という概念が無い勤務体系(いわゆる裁量労働制)なので、給料は変わらない。
何か問題があるか、、というと、アウトプットの量は減っているものの、現時点で大きな問題にはなっていない。
もっと仕事をやりたい気持ちと、一方、家事育児が既にやりきれていない。
それらの両立に悩みつつ、なんとかこの時間内でやりきるように頑張っている。
明らかに周囲に比べて労働時間が短いので、余裕があると思われて、意味不明な仕事が振られることも増えてきた。
できる限り先読みと準備と段取りで手戻りなく仕事を終らせるようにして、被害を最小化しようとしている。
だいたい定時の時間内は、なぞの会議とか教育とかがあって自分で考えて手を動かす時間って取りにくいんやけどなぁ。それはなんでだろう。
一日の活動内容を分単位でログを取って、見える化して、極力改善していこうというDAPCサイクル(普通はPDCAですがデータが無いと改善できないということで)を回しているところ。
深まる感情
こうやって遅く家を出ることで子どもに朝ご飯をあげれたり、早く帰ることで子どもをお風呂に入れれたり(これは週に半分くらいしかできてないけど、、)。
人生を通してみれば、仕事オンリーにくらべると、感情が深まる経験をたくさんできていると、感じている。
子どもを育てて、家事も何とか回して、仕事も楽しく密度を上げながら進めて。
「働き方改革」って、楽に働けるよーっていうお花畑的世界ではなくて、同じアウトプットをより短い時間で出せよ、ということ。
つまり、実は、とてもエグい話やなぁと思っていたけれど、そのエグさを自分で追い込んで体感している。
もちろん、その分のメリットを享受できているので、このまま進めてみようと思っている。
家庭も、仕事も。幸せを感じながら、やることを進めていきたい。
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