新型肺炎(新型コロナウイルス)で東京オリンピックは中止になるのか
こんにちは、コウヘイです。
統計的な手法を使いながら、色々と分析をしています。
今日はガセが飛び交っていると言われている
「新型肺炎(新型コロナウイルス)で東京オリンピックは中止になるのか?」
について、考察してみようと思います*1
そもそも新型肺炎の何を心配するのか
オリンピックの話に入る前に、ここから土台をあわせておきましょう。
私が思うところはコチラ。
- 肺炎になって死亡すること
- 重体になって苦しむこと
- 発症して不安感に苛(さいな)まれること
- 感染して上記に至るリスクを持ちたくないこと
自分や家族、友人が上記のいずれかに入りたくない、というところでしょう。
こう言語化すると新型肺炎(新型コロナウイルス)ならではの内容ではないですね。。
そこで、新型肺炎(新型コロナウイルス)に特化するとこうなるでしょうか。
- 治らない病気になったら怖い!
で、あとは上の1~4に返ってきそう。
つまり、治療法が確立されてない病気にかかりたくない!というところに集約される。
どのくらい患者は増えそうか
さて、じゃあオリンピックの頃までにどれくらい患者は増えそうか。
自分がここに入らないことを祈りつつ。。
ソースはコチラ。
まずは圧倒的に数が多い中国の感染者数からまとめてみる。
過去記事で予測した発生者数(下記の推測①、グレーは未来の予測)と、2/8までの報告者数で予測した値(下記の推測②)を比較すると、非常に高いレベルで一致している。
つまり、1月末までのペースでそれ以降も増え続けているということ。
この調子でこのままいったらどうなるか、というとコチラ。
2月末で約19万人、、、。
中国は色んな都市で広がっているので、抑制はなかなか難しそうやなと。。
じゃあ日本はどうかというと、こんな感じになる。
まずソースはこちら。
それぞれの記事からチマチマと抽出しました。
結果はこう。
今のところは中国に比べれば人数が圧倒的に少ないので一見大丈夫そう。
でも、水際で抑えきれていないので、日本でもパンデミックになると予測しておくべき。
あのクルーズ船で圧倒的な感染率。
閉鎖空間で空調からという説もあるし(ほんま?そんな空気感染力あるのか、、?)、まぁそれがそのまま街中での感染力かはわからないけど、少なくともそういうものだとしておくべき。
とすると、ここまでの数字で予測せず、中国の伸び率で予測してみようと思う。
下の記事で、2月末に日本の感染者数はざっくり800人と予測してみた。
3月1日から、中国の比率で日本でも伸びるとしよう。
4月末で45万人超え。
まぁ公式発表でここまで増えることは無いでしょう*2。
ただしありえる数字として抑えておくべき。
この女性の57歳の父親は39度近い高熱を出し、体育館を転用した臨時の病院に隔離されているということです。
女性は「病院のベッドが足りないため重症の患者であっても、臨時の病院に入っています。しかし、臨時の病院には医療従事者がいないようで、患者にとって非常に危険です」と状況を説明しました。
私自身、大震災経験者。本当にひどいことになったらこういう状況も日本であり得るという体験をした。
こうならないのが一番ですが、各自準備はしておこう。
さて、4月末で45万人とする。
日本のインフルエンザ感染者数は年間1千万人、インフルエンザ関連死亡者は約1万人。
45万人が決してありえないほどたくさんの数でもないと思えてくる。
だんだん暖かくなるので感染者数の伸びは止まってほしい。
オリンピックは中止になるのか?
いよいよ本題。
ここで参考事例としてSARSを持ってくる。
前回 の集団発生は2002年11月16日の中国の症例に始まり、台湾の症例を最後に、2003年7月5日にWHOによって終息宣言が出されたが、32の地域と 国にわたり8,000人を超える症例が報告された。
ん?
7月5日?
収束宣言からオリンピックまであと20日あるか。。
いやいや、中国でさえ議会延期しているよぅ。。。
中国もびっくりの追い込みをすれば開催可能かしら。
・・・結論としては、「やる」と見ている。
- これだけお金払ってるし
- やめたらどうなるかわからんし
- それだけの責任を取れる人もいないし
- じゃあ多少感染者数をちょろまかしていい雰囲気作ってやろう
- 死者数も肺炎で片付けたらカウントされない
- そうこうしてるうちに落ち着いてくるでしょう
- あれ、海外から人(選手、観客)は来てくれるかな?
- まぁ来なかっても記事にしなければわからないか
- むしろ日本のメダル増えていいんじゃね?
えぇ、私の妄想です。
ただ、少なくとも当面は、患者が増えることはあっても減ることはないと予想。
だって日本、現場の人はとても頑張って頂いていますが、検査できておらず、人をスルーしちゃっている。
厚労省はきょう、ウイルス検査をする患者の基準を拡大すると、発表しました。
渡航歴では、中国・武漢市から武漢市を含む湖北省全体に広げられ、症状では、37度5分以上の発熱と、せきなどの呼吸器の症状があれば、肺炎と診断されなくても対象になります。
また、湖北省に滞在歴のある人と濃厚接触した人も検査対象に含めます
まぁ人→人感染がなければこれでもいいかもですが。。
むしろクルーズをめっちゃ検査していることを目くらましにしているくらいの印象を受けてしまう。
繰り返しになりますが、ちゃんとした準備もない(当然、年度初めの計画に入っていないはず)中、日々検査されている現場の方には頭が下がりますし、ご自身の体調を優先しつつ、少しでも検査をして怪しい方は対処を進めて頂きたいと、心より願っています。
同時に、いち一般市民としては、自衛として安全側で考えて行動をしていく必要があるとも思っています。
個人としてどうすべきか
要点でいうとこんな感じかと思っています。各自調査して対応いたしましょう。
60歳以下かつ健康な場合
あまり気にしすぎず、ただし人混みは極力避け、手洗いうがいを入念に。
睡眠と食事、大事。
60歳以上、もしくは健康に不安がある場合
人混みには絶対に出ない、出るときはメガネとマスク(無意識に粘膜触ってしまうのをできるだけ減らす)、変な症状が出たときにどうするか常に情報収集(下手に病院に行くのもタイミング次第ではマイナスになりうる)。
まとめ
この記事で言いたかったことを3点にまとめると
- 4月末で日本でも感染者数45万人程度に至るのでは(検査できれば)。
- オリンピック前に収束宣言が出るので、人が集まらなくてもオリンピックは強行される。
- 現時点、検査のキャパが追いついていないので、日本での新型肺炎拡大はしばらく続くはず、各自充分な注意を。
となります。
最後に、そもそもの話
例えばなにか気になるニュースがあった場合に、
- そのニュースが本当なのか?
- 違った見方ができないか?
- 危ないとしたらどのくらい危ないのか?
といったことを、データを使ってサッと確認できると便利。
データで確認なんて毎回やっていられない!と感じられるかもしれませんが、慣れてくると、ちょっと見ただけで「違和感」を感じ取れるようになります。
「違和感」のあるお話は、眉につばをつけて読んで(聞いて)、必要に応じて自分で確認するというサイクル。
もちろん仕事でも役立ちます。「データをロジカルに分析して定量的に結論を出すというスキル」があれば、
- 給料やボーナスが増える
- 圧倒的短時間で成果が出る
- みんなから一目置かれ、頼りにされる
など、メリットしかありません。
このブログでは、こういった統計的なお話をドンドンしていきたいと思いますのでぜひお読み頂けますと幸いです。
知りたいことがもしあれば、ここのコメントに記載頂いてもいいですし、下のアドレスからメールにてご質問頂いてもご回答させて頂きますので良かったらぜひ。今ならキャンペーンでプレゼントもご用意しています。
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